岐阜県の象徴的工芸をPRするエキシビジョンの空間デザイン。銀座SIXのTSUTAYAgalleryでの開催。
プロデュースとグラフィックはリトルクリエイティブセンター担当。
空間コンセプトを「木守り」とし、そのまま展覧会名となった。私の描いたストーリーは以下である。
木守りとは、柿の木になった実を最後の一つ取らずに残しておく風習で、また来年もたくさん実をつけますようにと祈りを込めたものを指す。その実を宮沢賢治のやまなしになぞらえた。
清流の国岐阜は川の文化で、古来より川の上下でものづくりの文脈が繋がれている。今はあるこの文化が、ちゃんとこの後も繋がり広がっていくかは、これからどうするかに掛かっている。文化は実は思ったより簡単に途切れ失われてしまうものだから。さもやまなしの芳香が川一面に広がるように、木から落ちた柿という岐阜の文化がこれからも続いていくよう願いを込めた。
何百枚もの美濃和紙を空間に浮遊させ、巨大な郡上藍染の鯉のぼりを泳がせた。展示台は転がり角をなくした川石の形をしている。蟹の兄弟が見る川底の世界を表現した。







2023
木守り
Interior, Exhibition

